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おやすみ松明
最近は原神多め(2021年12月31日開始)。C9復帰。
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表現の疑問。松明です。

小説好き、しかもラノベ好きで伝奇好き、音のつながりとして?電気学科だった人間からすると不思議な表現。それが高圧電流なんです。
校閲の方々は「一般に分かりやすく」と言う意味で意図的にスルーしてるんでしょうけど、電気の人間は大抵違和感を覚えるんじゃないかな。作家と編集者の中にどれだけ電気の人間がいるかは知りませんが。真面目に勉強した系の高校生でも分かるかなぁ。授業で触れるだけだし問題がない事に大して考える必要のない高校生では疑問には持たないかもしれないですけどね。

まずは言葉の構成から。

高圧電流

8割の人は高圧と電流に分けるでしょうね。高圧というと圧力が高いことをさす場合が多いです。電気に関して言えば電圧が高いことを示す。電工の分野、工事を分けるために電圧の高さで低圧、高圧、特別高圧に分けたりもしますが。この分類で言うと数百から数千が高圧だったはずなんで、ラノベ的(攻撃に使うと言う意味で)にはどれも特別高圧をさしてるといえるんでしょうね。磁力を操ったり電波を操ってるし、ネットワークに介入してるんで禁書の第三位は直流交流両方お手の物のようです。

脱線しましたがお分かりのように高圧は電圧を修飾というか、どのくらいのレベルかを指す物なので電流に使うことはないんです。高圧の電気とかが許容されるギリギリかなと思いますが・・・なんと言っても高圧電流。語呂がいいんですよね。

学術的なもんじゃない以上わかりやすさも必要だとは思いますが、専門的なこと(医療政治経済etc)を取り入れることも多々ある世界ですしね。こんなとこばっかり分かりやすさ追求しなくてもって思いもあります。


構成についてもう一個可能性がありました。

ズバリ「何かが省略されてるんだ」説。
高圧(の電圧によって流れる)電流

とかね。何とか説明のつくように勝手に補ってみましたが。俺は読むとき勝手にこう変換してます。最初どの作品で高圧電流って表現に出会ったかは忘れましたが、禁書で使われてたのは確か。後電気が出てくるのって・・・グリモアリスも使われてたっけ?最近で言うとナイトフリークスとかドラゴンブラッドとかも電気の異能が主人公ですな。ラノベ以外で言うと黒の契約者(DTH)とか。その表現に出会える作品が何かは今どうでもいいんですが、最初に見たときは悩んだもんです。このものすごい違和感をどう解釈したものかと。専門的なこと扱った小説が分かりやすさ求めてるために分かってる人からは誤解を招くって事もたまによくある(矛盾覚悟)みたいなのですがね。

こうやって脳内補間、行間を埋めるしか俺に手はなかったんですね。このほかの部分でも良く補間はしてる(意識的、無意識的問わず)ので見慣れちまえばどうと言うことはありませんね。
真逆って日本語が正式には存在しないとかね。こういう有名なネタは勝手に生み出された若者言葉ですよね。多分20年後には真逆が辞書に乗る日が来ると思いますが。口語ではわかりゃ大抵は何でもいいんですよね。文章でも砕けた場では問題ないですしね。

これと同じでいつか編集者の誰かがこの表現はおかしいと指摘してみて欲しいです。あえて高圧電流って伝統的な表現を避けたなと思える文章が出てきたら賞賛に値するんじゃないでしょうか。少なくとも俺は感動すると思います。


この際だから軽く今回出した言葉の補足を。
電気の分野にいない人には関係ないことですが。

電圧は「印加」あるいは「かける」もの。
電流は「流す(流れる)」もの。
です。電流を印加とかは言いませんので注意って口をすっぱくして言われるんですね。恥かくだけなんで言う分にはご自由にって感じでしょうけど。今回のネタ高圧電流も似たようなもんですね。「気圧がでかい」とかといっしょです。有名どころでは「音量が高い」とかね。気圧も高低、音量は大小ということです(音の高低は周波数ですね)。

では、ものすごい電流を言いたいときどうしたら?
教科書なんかでは物ぶっ壊すレベルの表現なんか出てこないですってのが正直なとこですが。線が焼ききれたり、素子を焼損させるような場合、過電流とかいいます。
あとは対象を選ばずでかい事をさすだけなら大電流。そうです、電流は高い低いではなく大小なんですね。だからこそ受けた俺の違和感ですが、これ本文に書けばよかったか。まぁいいや戻って編集すんの面倒だし(※スクロールするだけです)。


長くなってきたけどこれも書いておきますか。
これも聞いたことあるって人は結構居るんじゃないかなってことですが、電圧が高いだけではそうダメージを負う事はありません。良く挙がる例ばっかりで申し訳ないですが静電気はそれこそ雷と大差ないくらい電圧だけなら行ってますしね。俺が中学の頃(なう25歳)は電流制限かけて500ボルト体験したい奴集まれーつって10人くらい手をつながせて両端の人に電圧かけてくれたりしてましたね。電流がどのくらいだったかは教えてくれませんでしたが、痺れるって事は一切なくどっちかと言うと衝撃でしたね(真っ先に挙手した)。
痺れるのに重要なのは電流ですね。ただし人間にも抵抗があるので電圧がある程度ないと電流も流れてくれません。これを強引に任意経路で流せるのが電気系能力者の能力者たるゆえんですね。明文、明言化されてるのはDTHの黒(ヘイ)。このキャラは水の中にいる標的をピンポイントで感電させることができると言うとんでも能力の持ち主でした。任意経路ってのはあまり語られませんが、有名な禁書の第三位を例に取ると、能力を使用したセキュリティハックは自分が望む経路に電気を操ってる顕著な例ですね。
閑話休題。
結局重要なのは電圧と電流を掛け合わせた電力って数値です。この辺は地震で話題にもなってますがあえて軽く。より一般的に言うと電気でエネルギーを表すのが電力です。これは色々形態を変換しても変えることができない絶対の値なんですね。最初に作ったエネルギー以上のエネルギーは得られない。これができたら永久機関の完成なんで世の摂理ですね。
ンで熱になるとエネルギーを消費する(機器での消費とは別に)。その消費は大体電流のせいです。電流が大きいと無駄が大きいので、発電したらまずその電力を極力維持したまま電圧を跳ね上げます。すると電力は一定なので電流は下がるしかなくなります。その状態を何段階か経て家庭までやってくるんですね。電圧は徐々に小さく、電流は徐々に大きく(といっても途中いろんな経路に分岐するので一概には言えませんが)。だから今の世の中は高電圧は危ないといいながら云千、云万ボルトって電圧で各地に電気を送ってるんですね。

よし相当それたけど気にしない。
結論。個人的には多少冗長になりますが「高電圧大電流」辺りを推します。あるいは高電圧だけ、大電流だけ。
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